2025/03/11

通院におけるワンストップ化の利点について。

 こんにちは。
通院におけるワンストップ化について少し書いてみたいと思います。



X(旧ツイッター)のポストを読んでくださっている皆さまから見れば、もしかしたら「運が良いだけではないか!?」と思われるポストも多々あるかもしれません。


たぶん、そのとおりだと思います。


しかし、病院を探す時間はそれなりにかかりましたし、色々と調べた上で選んだのは自分の責任でもあります。


糖尿病という、私にとっては訳のわからない病気に罹患してしまったのですが、そのような漠然としかわからないことを素人考えでなんでもかんでも知ったかぶりをするのは1番やってはいけないことなのでしょうから、素直に専門医の先生にお願いすることにしました。
とはいえ、専門医の先生や病院スタッフとの相性が悪ければ再び病院探しをしたことと思います。


病院を探すに際してはワンストップで完結する病院を探しました。
ワンストップとは、
診察、各種検査を一括で、同じ病院で行えることを指します。

怪我の関係で少しだけ診てもらっていた近所の整形外科の場合、血液検査のために採血した血液を検査機関へ発送し、結果が郵送などで戻ってくるまでの時間を要しました。
少なくとも3〜4日、年末年始を挟むと2週間程度の時間が掛かりました。
そのようなリアルタイムで結果を知ることができないということは、ひとつの検査に対して2回以上の通院を必要とすることとなります。
体調が悪いのに複数回も病院へ行かなければならないというのは理に適っていないどころか、かえって心身への負担となると感じていました。
そこで探し出した病院の中からワンストップで完結する病院へ通うことと決めました。


血液検査、尿検査をはじめとし、体組成計のInBodyによる測定や各種スマホアプリと連携できる検査機器などの利用を促進していることなど、通院当日に結果を出してもらえることばかりの連続です。
検査機器をスマホアプリと連動させるための手順は糖尿病看護認定看護師さんたちがしっかりとレクチャーして下さるので安心して使えます。その際に採取したデータを病院へと自動送信するための設定は看護師さんの指導の下で初期設定を正しく行えました。


私が日頃、ブログに書いている食生活の内容は、病院と連携しているスマホアプリからすべて送信されています。
また、Apple Watchで計測した歩数や心拍数、酸素量などiPhoneのヘルスケアで記録できる内容については先出のスマホアプリとデータ同期をさせることで病院へとより多くの情報を送信できるようにしています。
このような日々の情報に基づいた内容を送信すると主治医の先生、管理栄養士の先生、看護師さんたちが私を含む全患者のひとりひとりの生活内容を把握できます。
患者の生活内容を把握できれば
・運動がどのくらい足りていないのか?
・食事内容のどこを改善すれば良いのか?
・生活のリズムが乱れていないのか?
このような内容に基づいたアドバイスを即座にいただけます。
私の場合は、
管理栄養士の先生による栄養指導においては液晶モニターに映し出された日々の食事の写真を見ながら「これは美味しそうですね!」や「あと1〜2品のタンパク質が欲しいですね。」などの声がけと共に、具体的にはどのようなものを追加したりすれば良いのかといったご提案をいただくことが多いです。
食事量の多さ/少なさについて問われることがありますが、割としっかりと時間をかけて食べているので今のままで満足であることや、今の病院でお世話になる前までがっつりと食べていたご飯やパンなどの炭水化物を極端に減らした内容でも野菜とタンパク質があれば十分に満足な食事であることを伝えています。
最近の栄養相談ではについて質問させていただきました。
・オメガ3を摂るための亜麻仁油はどうなのか?
・MCTオイルは必要か?
色々とご説明いただきましたが、今のままで十分であり、摂取する油分を減らさない内容であればわざわざMCTオイルを摂る必要はないとのことでした。
あくまでも私の食生活におけるアドバイスであり、全ての患者さんに当てはまるアドバイスではありませんので悪しからず。
このように日々の生活におけるちょっとした良い参考になる情報を共有できるのが栄養相談の良い点だと思います。
こうした栄養相談は診察前の、血液検査を終えた後の待ち時間を利用して行っています。


血液検査や体組成計での検査などをしている時に看護師さんたちと楽しくおしゃべりしている会話の内容も電子的にメモされた上で次に管理栄養士の先生にも伝わります。
管理栄養士の先生との楽しい会話と指導の内容も電子的にメモされて主治医の先生がそのすべての内容を把握してから診察となります。
このような診察を1カ所の病院で行えるのはわざわざ少し遠くの病院まで出向く患者にとって大変助かります。
他の病院では時間もしくは日数をもっと要することになったり、場合によっては異なる場所へ出向くことにもなるようで、それはそれで煩わしい作業であると易く想像できます。

日々の忙しい生活の中でひとつの病気だけで時間を取られるよりも、ワンストップで完結できる病院の方が情報共有がひとつにまとまって治癒への近道となるような気がします。
加えて、病院のスタッフ全員によるチームプレイにより作業が滞ることなく速やかに行われています。


X(旧ツイッター)にも書きましたが、
糖尿病をご専門とする主治医の先生をはじめとし、糖尿病看護認定看護師さん、管理栄養士の先生、受付さんのみなさんがとても明るく楽しい中で一緒に病気と向き合ってくださるおかげでそれなりに成果が出せていますし、通院の度にいろいろな会話ができる楽しみがあると思うと通院が苦ではなくなります。
むしろ月1回の通院日が楽しいので次回の通院日が待ち遠しい気持ちが上回っています。


うまくやっているようで実際には・・・
何事も三日坊主で普段は何もやる気が起きずダラダラとした堕落した生活が大好きな人間である私が毎日なるべくウォーキングに出かけたり、少ししんどくなる自己注射や採血などを面白がったり、たいして好きでもない野菜中心な食生活にシフトできているのは病院スタッフ全員の励ましであったり楽しく面白みのある診察や治療などのおかげでしかありません。
せっかくチーム一丸となって強固な協力体制が作られているのに食生活を乱したり、運動を疎かにするなどは病院チームの期待を裏切るとともに飲んでいる薬や自己注射などの医療費も無駄にしてしまう気がしてなりません。
このように信頼のおける病院や先生、スタッフに出会えたことやワンストップですべてを完結できる環境はハッキリ言って
「みんな転院しておいでよ!」
と言いたいところですがかなりストイックな指導を受ける事で挫折される方もおられるかもしれませんし、先生やスタッフとの相性の問題や住んでいる地域などもありますので、それはそれで各々の良いと思える病院を選べば十分なことです。


長い付き合いとなる病気において時間や手間の簡略化となる診察のワンストップ化は誰もが1度は考えても良いことだと思います。






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