最初の通院日から1週間後が2回目の通院日でした。
最新の設備や採血をしたその場で詳しい検査が出来る機器などが充実している糖尿病専門の病院にお世話になっています。
このような設備が充実していることにより
「血液検査の結果は〇日後にわかりますのでまた来院してください。」
といった1つの検査へ2度も通院しなければならない煩わしさと診察代の重複は時間とお金を浪費してしまうように思います。
よって、設備がきちんとされている病院へ通うことですべてを1度で終えることが出来て患者側、医師側のどちらにも時間を無駄遣いしないメリットがあると感じています。
さて、1回目の通院ではリブレLinkという血糖値を測り続ける機械を病院で腕につけてもらいました。
リブレLinkは2週間の予定で装着。その後について、装着時には特に説明はありませんでした。リブレLinkは2週間ごとに交換する機械であるという趣旨を説明され、リブレLinkの説明書など一式を受け取りました。
なんとなく機械人間になってしまったような、取り付けている間はちょっと奇妙な感覚でした。
リブレLinkの装着中はとにかくリブレLinkが外れないように洋服の着替えなどは慎重に行いました。
2回目の診察時もドキドキしながら受診してきました。
2回目となる診察時は別の看護師さんが担当してくださいました。
初回診察時の時の私の様子をよく見ていらっしゃったようで最初の印象をお話して下さいました。
この看護師さんは糖尿病認定看護師さんとのこと。
(病院の公式サイトで後から知りました。)
看護師さんによる検査やその他の対応については面白いといった印象があり、とても楽しい時間を過ごせました。
この2回目の診察となった際に先生より
「薬を変えましょう!」
という声がけをされました。
薬を変えることによるコストについてのご説明がありました。
薬価が安いとは言い切れないので念の為に・・・です。
この日を境にまずはグルファストを飲む事を止めることになりました。
そしてグルファストと同じ成分が入っているので・・・とご紹介いただいた薬は、
マンジャロ2.5mg GLP-1受動体作用薬 です!
マンジャロ以外のGLP-1の自己注射型や飲み薬についてもこちらから質問して色々とご説明いただきました。
個人的には飲み薬が簡単で良さそう!と思っていましたが、飲み薬は投薬時に完全に空腹でないと効果がないという理由で先生は否定的でした。
確かに完全な空腹状態を毎日作るのは難し過ぎます。
他のGLP-1の自己注射についても色々とご説明いただいたのですが、今発売されているGLP-1の中で1番新しく効き目があるのがマンジャロということで安全性なども含めてお勧めされたのです。
費用的にどうなのか?ですが、糖尿病とのことでの保険適用となるため診察代の他に在宅自己注射管理料が発生します。
病院での検査諸々と合わせて6000円程度で診察代が発生しました。
これらの費用以外に薬局での薬代が5000円程度だったかと思います。
(領収書を見れば良いのですが・・・すみません。)
これで1ヶ月分の費用となりますので1ヶ月おおよそ12000円前後です。
では、マンジャロについてずぶの素人が自己注射だからとむやみに打てるわけもありません。
先生の診察を終えてから別室で先出の糖尿病認定看護師さんによる注射の練習のお時間となりました。
注射のキャップを外して、おへそから2cm以上距離を空けた部分に注射器を当てて、ボタンをプッシュ!注射針が上に自動で戻るのを確かめた時から2〜3秒待って注射器を身体から外す。
この練習をマンジャロのモックを使って何度も行いました。
練習の中ではどのような失敗があるのかも含めて色々と教えていただきました。
次にリブレLinkが次の診察日までに期間を終えるため、その後の血糖値検査についての説明があり、こちらも一緒に練習をしました。
私がリブレLinkを使い続けても・・・と思った気持ちを先生に伝えたところ
「リブレの方がコストがかかるからねー。」
「リブレ使っている患者さんには別の機械に切り替えてもらっているし、今後そうしたいからねー。」
このような感じでリブレでの24時間体制の検査は予定通りの2週間で終了となりました。
リブレLinkの次はe-SMBGというスマホアプリに対応しているグルコカードプライムという機械による血糖値測定に切り替わりました。
グルコカードプライムという機械を使う場合は次の診察日から1日前と2日前の2日間の血糖値を測る約束となりました。
リブレLinkと異なり、腕に針を刺したままとならないのが良い点です。
そして、グルコカードプライムで計測した数値はスマホの専用アプリe-SMBGにBluetooth接続して記録され、その記録は病院へと自動転送されるのです。
グルコカードプライムの使い方はいたって簡単でした。
最初に採血するための穴を開ける指をアルコール消毒し、グルコカードプライムにセンサーを取り付けます。センサーを取り付けると自動で電源ONとなります。
次に専用のペン型の採血用穿刺(せんし)器具ナチュラレットplusのデバイスにナチュラレットplusを装着して血液を絞り出し、グルコカードプライムに取り付けたセンサーに血液を吸わせると自動で測定されます。
これらを終えたらスマホアプリのe-SMBGを開いてそのまま待つと自動音声で計測された血糖値がスマホから読み上げられます。読み上げが終わればグルコカードプライムが自動で電源OFFとなります。
このように操作がめちゃくちゃ簡単です。
この作業を2日間にわたり、あらかじめ決められた時間を守って測定することになりました。
この測定結果は先生が一目でわかるので来院時に
「ちゃんと測れていましたねー!」
このようなお褒めの言葉を頂戴しました。
e-SMBGの転送内容には毎日の食事内容を写真付きで記入することもできるため、食事の内容をすべて記録して病院へと送っています。
この食事内容については先生ではなく、病院の管理栄養士さんとの栄養相談の時にとても役立っています。
食事の内容をきちんと見ていただいた上で不足しているものやどのように食事を摂ればさらに効果的であるのかといったことへのアドバイスをいただいています。
2週間使い切ったリブレLinkとグルコカード用のナチュラレットplus、マンジャロは医療廃棄物となるので次の来院時までは自宅で保管です。
新しく保管するものを用意したりするのが煩わしいのでダブルジッパーのジップロックに入れて保管しています。
2週間の予定で装着していたリブレLink。
きちんと最後まで14日間の測定を行え・・・ませんでした!
残り2日のところで
「腕が痒いなぁ・・・」
無意識で腕を触ったところでポロッと落ちてしまいました。
きちんと期間満了まで計測出来なかったことよりも、2週間付け続けられなかった悔しさだけがありました。
それでも2週間近くのデータを取る事が出来て、その結果を診察へ活かすことが出来たことを思えば12日間がんばってみて良かったと思います。
これからまだまだつづく糖尿病治療。
むやみに糖尿病を恐れるのではなく、正しい知識と経験を身につけたお医者様を探す事が初動として肝心だと思いました。
専門医ではないただの医者というのは失礼ながら古い知識と浅い経験、患者への偏った見方しかできないのだと身をもって知りました。
だからこそ、最新の医療や研究を重ねて来られている専門医の先生を頼ることがいかに大切なのかを多くの人に知ってもらえると嬉しく思います。
先生のお言葉を借りるならば
「糖尿病では死にません。」
私のまだ浅い経験で言うとすれば
「ネガティブな医者ではなくポジティブな先生を頼ろう!」です。
やたらと入院だの、やたらと食事制限、といったいかにもありそうな言葉を当初の私のように声掛けされたとしたら1回だけでも冷静になってその言葉が本当に正しいのかどうかを考えて欲しいのです。
もし少しでも疑問に感じるような事があればどんな方法でも構わないので専門医の先生を探した方が望ましいと思います。
そのためには出来れば公式サイトを用意されていて治療内容や治療方針が明確に書かれている病院やその病院へのレビュー(Google mapsなど)をよく読んでから病院選びをしてみると良いです。
今回も長々と書いてしまいましたので通院記はまた後日、ということで。